[BloombergTV.mn]資源権益の43.5%は探査権益

BloombergTV.mnより2019.05.21 14:30 (元記事のリンクはこちら) 近年、探査権益の発給が減少し続けている。 5月時点で有効な資源権益2,975件のうち、56.5%は採掘権益、43.5%は探査権益であると鉱業重工業省が発表した。 この10年間で探査権益の数は3分の1に減少した。 とは言え、企業が探査費用として計上する予算は2018年に若干増加し、2,212億トゥグルク(約87億円)になったと鉱物資源石油庁が発表した。 過去8年間の平均を見ると、探査費用の46.8%をボーリング調査、10.1%を物理探査が占めている。 外国の証券取引所に上場している企業のうち、Erdene Resource Developmentはフンディー鉱山で、Xanadu Minesはハルマグタイ鉱山で活発にボーリング調査を行っている。 モンゴルでの探査費用に3,000万USD(約32億5,000万円)を計上している豪州Elixir Petroleumはノムゴン4鉱区でメタンガスのボーリング調査を今年後半から開始する予定である。 政府も国家予算で行う資源探査を拡大している。 2019年国家予算には資源探査費用を前年より113億トゥグルク(約4億6,500万円)増額し、246億トゥグルク(約10億円)を計上した。 とは言え、探査権益の発給をほぼ1年間停止し、さらに昨年8月からは入札によってのみ発給し始めた。 このような構造的問題のせいで、探査権益の数は減少した。 昨年、40件以上の探査権益を発給したとモンゴル探査業者組合が発表していた。 探査権益を活発に発給し始めることにより、探査業界に年間10~15億USDの外国投資が入ってくる条件が整うと鉱業重工業省は見ている。 また、資源分野を発展させるために地下にどのような種類の資源がどの程度埋蔵しているかを確認すべきだと資源業界の地質学者は述べている。 T.エリサ記者
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