[BloombergTV.mn]IMFからモンゴルへの主な提言

BloombergTV.mnより2019.09.18 10:00 (元記事のリンクはこちら) IMF協定第4条に基づき、モンゴルと行った協議が終了した。 IMFの専門チームが2019年6月19-28日にモンゴルでIMF協定第4条に基づき実施している2019年度の調査を行った。 IMF理事会は正式に調査結果を審査し、結果を公表した。 プレスリリースにはモンゴルが経済危機を脱し、力強く回復していることが強調された。 2019年上半期に経済成長が8.6%に達し、2018年の財政収支が黒字化した。 また外貨準備高は2016年以降25億ドル増加したなど主な指標を紹介した。 「とはいえ、モンゴル経済は外的ショックには依然として脆弱である。理由は対外債務残高が大きく、モンゴル経済は原料輸出に大きく依存しているからである」と強調した。 さらに経済が好調であっても一部の注意すべき問題を挙げた。 2019年の経済成長を6.5%、中期的に5-6%と予想しているが、長期的には、輸出が減少し、貸出残高が減少する問題がある。 その理由は世界市場の資源需要減少が輸出に影響するとしている。 その他、今後経済の持続的成長を維持するために、財政改革を引き続き行い、金融セクターの安定性を確保し、ガバナンスを改善する必要があるとIMF理事会は見ている。 また財政諮問委員会活動を評価した。 IMF理事会から、モンゴル政府は資源埋蔵量を増やす政策を継続し、景気変動を緩和し、グリーン経済成長を支援する必要があると提言した。 また、EFFの枠内で行われている第6回レビューを完了するために行っている金融分野の改革実行を支持していると表明した。 政府債務に関連して直面するリスクを緩和するために、政府は債務管理を強化する必要があるとみている。 通貨政策についてはインフレ目標を設定し、国際収支の赤字に注意する必要がある。 より柔軟な為替政策が国際収支を改善し、外貨準備の増加に役立つとみている。 今後モンゴル銀行は外貨準備を増やすために為替介入を制限するべきだと述べた。 B.ビャンバスレン記者
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