[BloombergTV]世銀がモンゴルの経済成長見通しを引き下げ
BloombergTV.mnより2021.01.06 13:20(元記事のリンクはこちら)
世界銀行(世銀)が2020年のモンゴルの経済成長見通しをマイナス5.2%と発表した。
これは前回2020年6月に発表したマイナス4.7%よりも下方修正した数字である。
また、2021年の経済成長見通しも前回より0.6ポイント下方修正してプラス4.3%と発表した。
感染症対策で行っている政策の影響は東アジア・太平洋地域各国の財政赤字を急拡大させた。
モンゴル、パラオ、フィジーなどの国々は財政赤字の補填を外債に頼っている。
また景気が悪化し、社会福祉の支出が増加したことにより同地域の政府債務が増加している。
例えば、モンゴル、マレーシア、ラオスの政府債務はGDP比60%を超えた。
モンゴル、中国は政府と民間を合わせた総債務額がGDPの3倍になっていることに世銀は警告している。
12月以降、いくつかの国際機関が国内経済の見通しを改正した。2021年には中国の経済成長が地域経済に強く影響すると強調したことは、各機関共通の結論となっている。
B.ビャンバスレン記者