[BloombergTV]9月末時点の対外債務は前年同期比5.9%増

BloombergTV.mnより2021.12.03 15:00(元記事のリンクはこちら) 9月末時点のモンゴル国全体の対外債務は前年同期比5.9%増の333億ドル(約3兆7,900億円)だったとモンゴル銀行が発表した。 6月末からは3億6,100万ドル(約410億円)増加した。 このうち、政府の対外債務が前年同期比4.8%増の84億4,900万ドル(約9,600億円)で、全体の25.3%を占めている。 要するに、国の対外債務の増加は政府によるところが大きい。 一方、民間企業間による外国直接投資は120億ドル(1兆3,650億円)で全体の36.4%を占めている。 政府が承認した対外債務管理戦略文書は、2019-2022年度版が最新である。 この文書には政府の対外債務、国内債務を経済や予算の負担にならないように償還し、一定の部分を借り換えることができると定めている。 この枠内で2020年にノマド債を発行し、国際市場から6年物、年利5.125%の条件で5億ドルを調達した。 これによってマザーライ債、チンギス債の一部を借り換えた。 また、今年はセンチュリー債によりかなり低金利で10億ドルを調達した。 これは来年償還期限を迎えるチンギス債の残額7億9,900万ドルと2023年に償還期限を迎えるゲレゲ債の一部の借換に使われる。 モンゴルはこれまでに8回外貨建て国債を発行してきた。 平均金利は6.2%で、これは他の同レベルの格付けの発展途上国の国債の平均金利5.7%よりも若干割高である。 S.ウヌルサイハン記者
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