[BloombergTV] BOM:2021年の国際収支統計は2億2,160万ドルの赤字
BloombergTV.mnより2022.02.18 15:30(元記事のリンクはこちら)
2021年末の国際収支統計は2億2,160万ドル(約256億円)の赤字だった。
2019年と2020年の国際収支統計は黒字だったが、2021年は赤字になった。
第4四半期の国際収支統計は3億5,860万ドル(約414億円)の黒字だった。
前四半期比では、商品サービスの貿易が黒字となり、経常赤字が減少したことが第4四半期の黒字につながった。
2021年第3四半期には国際収支の赤字が拡大した。
年初にBOMは2021年度の国際収支を黒字と予想していた。
しかし、国境貿易の制限、物流の問題に関連して石炭輸出が減少したことが国際収支の赤字拡大につながった。
2021年末には国際収支の赤字が3.7億ドル(約427億円)になると予想していたが、第4四半期が黒字化したことにより、通年では赤字幅が縮小した。
経常赤字は2021年に急増し、19億ドル(約2,200億円)となり、赤字幅は前年比3倍に拡大した。
中期的にも経常赤字は高い水準で続くと見られるとBOMが発表していた。
2022-2023年には、経常赤字の他にいくつかの国債の償還が控えている。
例えば、チンギス債1.4億ドル、ゲレゲ債5.4億ドル、サムライ債3億ドルである。
もしこれらの借り換えができず、返済の必要が生じた場合、国際収支のバランスが崩れるリスクがあるとBOMが警告している。
S.ウヌルサイハン記者