[BloombergTV] 2022年の成長予測を2.3~2.6%に下方修正
BloombergTV.mnより2022.04.06 15:20(元記事のリンクはこちら)
モンゴル経済は基本的に危機的状況に陥っている。
2021年の家計消費はマイナス6.6%、2021年の経済成長は1.4%と低調で、加えてインフレ率が14%を超えている。
国内外の状況、リスクを見込んで、モンゴル銀行(BOM)やADB、世界銀行は2022年のモンゴルのGDP成長予測をそれぞれ2.3-2.6%に下方修正した。
その一方、モンゴル国の対外債務は2021年末時点で332億ドルに達しており、債務負担が重くなっている。
対ドル為替レートは史上初めて3,000トゥグルクを超えた。
トゥグルクが下落するに連れて、トゥグルクに換算した対外債務が増加している。
現在のレートで換算すると、対外債務は99.7兆トゥグルクになっている。
一方、2021年の名目GDPは43兆トゥグルクだった。
トゥグルク換算の対外債務は為替変動の影響を直接受け、為替安が進めばさらに増加するとみられる。
トゥグルクの購買力を維持し、通貨安を予防するためBOMは政策金利を9%に引き上げた。
また通貨発行をしないと発表した。
S.ウヌルサイハン記者