[BloombergTV] 7月末時点の外貨準備高は前年同期比37.1%減の28億ドル

BloombergTV.mnより2022.09.02 09:20(元記事のリンクはこちら) モンゴルの7月末時点の外貨準備高は前年同期比37.1%減の28.7億ドルとなった。 2022年以降外貨準備高は減り続けている。 2021年4月に過去最高の49億ドルに達していた外貨準備高は、国際収支の赤字が増加したことにより減少の一途である。 今年1-7月の国際収支統計は13億ドルの赤字となった。 国境問題により石炭およびその他の原料の輸出量が少ない中で、輸入品である燃料、食料品およびその他の商品の価格が外国市場で値上がりした。 またパンデミック後の外国への旅行など、外貨で支払うサービスが増加し、外国投資への配当や対外債務の利払いが増加していることなどが主に影響しているとモンゴル銀行(BOM)は発表した。 7月の統計発表によると、国際収支の危機が発生すると判断するのは時期尚早であるが、このままの速度で国際収支の赤字が継続し、外貨準備高が減少し続けた場合、危機に陥るリスクは遠くないとBOMのD.ガンオチル主席エコノミストが強調している。 またこのようなリスクを回避するために政策的調整が不可欠であると彼は補足した。 S.ウヌルサイハン記者
一覧へ戻る