[BloombergTV.mn]鉄道トランジット輸送量が過去最高に
BloombergTV.mnより 2018.12.20 10:44 (元記事のリンクはこちら)
モンゴルロシア合弁ウランバートル鉄道が今年貨物輸送量の新記録を更新した。
モンゴルの鉄道幹線1,110kmを所有するウランバートル鉄道は、2018年に2,450万トンの貨物を輸送する計画であったが、今年末の速報値で2,500万トン以上の貨物を輸送する見込みと発表した。
これは2017年に記録した2,280トンを上回る。
また、モンゴル国内を通過するトランジット輸送の量も増加し、2018年には850本の国際貨物列車が通過した。
これはカザフスタンおよび満洲里ルートと競争できる水準に達したと同社は強調している。
とはいえ、鉄道輸送量の急増により貨車が不足し、追加収入を得る機会を逃している。
また2,500万トンは貨物輸送能力の限界に近いため、今後追加で車庫の更新が必要であるとみている。
ウランバートル鉄道は1996年に世界銀行の融資で450両の貨車を購入したのが過去最大の購入であった。
2012年にロシアとモンゴルが増資を行い、機関車車庫の改修を開始し、2015年に完成した。
また駅・信号所を拡張し、トルゴイト~ウランバートル間を複線化した他、軌道検測車、レールバスを購入した。
一方、鉱山輸送の増加により、今後貨車を増やす必要がある。
M.デルゲルマー記者