[BloombergTV.mn]モンゴル経済は2020年以降減速の見込み
BloombergTV.mnより 2019.01.23 09:25 (元記事のリンクはこちら)
中央銀行(モンゴル銀行)が実体経済を支える大型プロジェクトの先行きや、外国直接投資が増加するか否かは依然不透明のままであると強調した。
また、2020年に鉱山分野以外の生産の影響により経済成長が鈍化するとみている。
2019年に予算の経常支出および公共投資支出は増加の予定である。
これは鉱山分野以外の成長を促し、以前の予想よりも若干改善すると中央銀行が強調した。
これらの分野には建設、エネルギー、教育、商業が含まれる。
鉱山および鉱山以外の分野の成長が加速し、2019年の経済成長は維持されるが、2020年には鉱山分野以外の生産の影響により経済成長が鈍化すると述べた。
しかし、政府はこれよりも少し楽観的に8%成長を見込んでいる。
その理由として4つの要因が経済成長を支えると強調した。
すなわち、税制改革、公共投資、給与・年金の増額、製油所建設である。
このうち、税制改革法案は国会に上程されたものの、国会の審議・承認を待っている。
一方、国際機関はモンゴル経済が2018年に6~6.6%程度成長する見通しを出している。
例えば、ADBは2019年のモンゴル経済を、前年比0.3ポイント低下の6.1%成長と見込んでいる。
理由として鉱山分野の投資は今後も継続するものの、伸びは鈍化するため2019年にはモンゴルのGDP成長率は若干鈍化する傾向にあると広報が伝えている。
IMFは第6回評価結果の承認待ちである。内需により中央銀行は通貨政策を引き締める必要があると強調した。
世銀はモンゴル経済成長の課題を明らかにした。これには中国国境税関における石炭輸出問題の解決、政治的・政策的不安定性の拡大、2020年の総選挙による大型プロジェクト実施への影響などの要因が挙げられている。
B.ビャンバスレン