[BloombergTV.mn]フィッチが2019年のモンゴルの経済成長見通しを6.0%に下方修正

BloombergTV.mnより 2019.3.21 09:40 (元記事のリンクはこちら) フィッチソリューションズが2019年のモンゴル経済の成長率見通しを6.0%に引き下げた報告書を発表した。 前回は6.3%成長の見通しだった。 マイナス要因としては、中国の経済成長が鈍化し、原料の需要が低下すればモンゴルのGDP成長見通しに悪影響が出ることを挙げた。 また、民間分野の鉱山プロジェクトの停滞、財政支出の増加、外国投資家の信頼低下などにより、中央銀行(モンゴル銀行)が政策金利を突然引き上げることがリスクと見ている。 もしくは自国通貨の保護のために政策金利の引き上げを行う可能性もあると予想している。   短期的政治リスクは百点中63.8点で、長期的政治リスクは同69.9点である。 つまり、今後は政治環境がより複雑化するとフィッチソリューションズは予測している。 2016年の選挙の後、政治環境は比較的安定していたが、与党内の分裂が発生し2018年末から汚職事件が問題になり始めたことを報告書で述べている。 その他、モンゴル経済のSWOT分析を行った。 Threat(危機)には資源に依存した状態が挙げられた。 おもな輸出先である中国経済の変動が、モンゴル経済に急変をもたらすと述べている。 金融安定性については、中央銀行の分析家も同様に外的要因の不透明性が今年の主なリスクであると予想している。 B.ビャンバスレン記者
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