[BloombergTV.mn]モンゴルは金融危機に対する備えができていない
BloombergTV.mnより2019.05.14 09:30 (元記事のリンクはこちら)
BloombergのNew Economy Forumの出席者は「金融危機が今後2-4年間に発生するおそれがある」との見方で一致した。
しかし、モンゴル国は金融危機に対して備えができていないとKh.ボルガントヤ副蔵相やエコノミストのCh.ハシチョローンは強調していた。
主な問題は、世界の他の国に比べてモンゴルは景気変動のサイクルが半分であることだ。
また国政レベルでの決定プロセス、政策の継続性が無いと述べていた。
政策の継続性は長期的に競争力のある経済を構築する際の基礎になるとエコノミストは述べていた。
現在、モンゴルの主な輸出品目を見ると、石炭相場は当面安定しているが、将来的には下落する見込みである。
一方、銅、金の相場は長期的に高値安定と見ている。
鉱山の収益を拡大するため、エルデネス・タワントルゴイの株式を公開する前に、国境税関の問題を解決しなければ効果がなく、資金調達は難しいと述べていた。
しかし、一番重要なのは鉱山業界は今のところ経済成長を支えているが、人材こそが主な資源だとSteppe Goldのジェレミー・サウトCFOが強調していた。
「人材の能力向上、さらには知的財産を適切に評価するようになるために努力すべきだ」とMonosグループのL.フレルバータル会長が述べていた。
今のところ経済の大黒柱は鉱山であるが「たとえ現状がそうであっても、それに留まらずに将来成果をもたらす革新的分野を政策的に支援する必要がある」との意見が多く出た。
このために中小企業を政策的に支援し、その一方で大企業の業務拡大の機会を与える必要があると述べていた。
国内の大手製造業ができたことにより、中小の納入業者が多く設立される条件が整うとアルタイホールディング・グループのD.ゾリグト会長が述べていた。
B.ダシニャム記者