[BloombergTV]BOM:経常収支の赤字を直接投資とEFFで補うことは可能

BloombergTV.mnより2019.09.04 12:00 (元記事のリンクはこちら) 7月の国際収支統計の赤字が前月比で急増し、5億3,600万ドルに達したことがモンゴル銀行(中央銀行)の発表から明らかになった。 これにより、1-7月の国際収支統計は7,900万ドルの赤字になった。 前年1-7月の国際収支統計が2億ドル以上であったことと比べると、赤字額は減っている。 内訳をみると、輸出入の差である貿易収支は3.3億ドルの黒字である。 また、観光、輸送などのサービス収支は6,400万ドルの赤字である。 その結果、経常収支の赤字は1億8,300万ドル減少した。 とは言え経常収支の赤字は依然大きい。 「経常収支の赤字は外国直接投資、特にオユトルゴイ(OT)および拡大信用供与(EFF)の枠内で受ける長期軽減融資で補うことは可能である」とモンゴル銀行(中央銀行)のB.バトダワー調査・統計部長が強調した。 これにより、2021年まで赤字幅は若干減る見込みである。 金融収支の内訳をみると、今年1-7月に11億ドルの外国直接投資が入ってきた。 これは前年同期比4,400万ドル減である。 直接投資の90%以上を鉱山の大規模プロジェクトが占めている傾向に変わりはない。 フィッチは7月にモンゴルの信用格付けを評価する際、「対外債務に関する脆弱性は減っていない。経常収支の大きな赤字などは投資家の信頼、行動に影響を与える恐れがある」と警告していた。 B.ビャンバスレン記者
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