[BloombergTV.mn]FENWEI ENERGY:中国のコークス炭輸入はモンゴル産が豪州産を上回る見込み

BloombergTV.mnより2019.10.03 10:30 (元記事のリンクはこちら) 中国へ供給しているコークス炭の量で中長期的にはモンゴルが豪州を上回るとFenwei Energyのアナリストが予想した。 これには石炭の輸出を増やしたいモンゴル政府の努力の他、中国の需要が安定していることと、先日新たに開通した浩吉鉄道の運転が関係しているとみている。 現状、中国へのコークス炭の輸出では豪州が最大である。8月だけでも中国が輸入したコークス炭の49.5%が豪州産で、モンゴル産は41.2%、ロシア産は5.3%である。 9月28日に開通した全長1,837kmの浩吉鉄道は内モンゴル自治区、山西省、甘粛省、寧夏回族自治区から中国中部の湖南省、河北省、江西省へ石炭を輸送している。年間2億トンの輸送能力がある同鉄道はモンゴルの石炭を中国の中部の需要家へ最短距離で輸送できるとFenwei Energyのアナリストは見ている。 その他、中国政府の大気汚染防止策に関連して、河北省、山東省はコークス炭を減産している。 内モンゴルなどその他の省・自治区も中国国内の需要を満たすコークス炭を生産できないとFenwei Energyは述べている。 中国のコークス炭の消費は2019年末には3.5%増の5億4,400万トンに増加する見込みである。 また、モンゴル政府が建設を目指しているタワントルゴイ~ガシューンスハイト鉄道、タワントルゴイ~サインシャンド鉄道の建設は、石炭の輸出増加の後押しとなるだろうと見ている。 T.エリサ記者
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