[BloombergTV]OTの第1四半期の売り上げは前年同期比62.9%減の1億3,070万ドル

BloombergTV.mnより 2020.05.14 10:20 (元記事のリンクはこちら) ターコイズヒルリソース(TRQ)は第1四半期の決算を発表した。 オユトルゴイ(OT)の第1四半期の売上は前年同期比62.9%減の1億3,070万ドル(約140億円)になったとTRQが報告した。 これには金の生産が78.2%、銅の生産が23.1%それぞれ減少したことが影響した。 また、含有率が低い地層であることも影響した。 さらに感染症拡大が銅の需要に影響し、銅価格が前年同期比9.1%低下したとTRQの決算書で説明されている。 感染症拡大によりOTの銅精鉱販売は1,2月に減少したが、3月には増加したため、四半期目標を達成したと発表した。 またOTは2019年の第1四半期の利益は1億520万ドル(約113億円)であったが、今年の第1四半期の利益は1,900万ドル(約20億円)に減少した。 第1四半期に地下鉱山の開発に2億9,150万ドル(約312億円)を支出した。 2016年以降、計38億ドル(約4,070億円)を支出している。 今年は地下鉱山の開発に12~13億ドルの支出を予定していたが、感染症により労働力の移動が制限されたため10~11億ドルに下方修正した。 ちなみに、第1四半期のモンゴルへの外国直接投資の94%がOTプロジェクト関連であるとモンゴル銀行が発表していた。 2020年にOTの露天掘り鉱山の資本支出は8,000万~1億2,000万ドル、地下鉱山の資本支出は12~13億ドルと投資家側は見込んでいる。 2020年にOTの露天掘り鉱山から銅精鉱14~17万トン、金精鉱12~15万オンスを生産する計画である。 一方2021年には生産を拡大し、銅精鉱17~20万トン、金精鉱45~50万オンスの生産を計画している。 これは含有率の高い地層に進むことと関係している。 第1四半期末時点でOT関連の労働者数は1万3,600人で、そのうち94%がモンゴル人であるとTRQの報告書で述べられている。 2019年末時点ではOT関連の労働者数は1万3,800人で、そのうち93%がモンゴル人であると以前の報告書で述べられていた。 新型コロナウイルスの影響で外国人専門家がOT鉱山の現場へ入れできないため、地下鉱山の拡張・掘削は30%遅延する可能性があると以前OTが報告していた。 これは地下鉱山の下請け企業の活動にも影響している。 具体的には、第3、第4立坑の建設に参画しているGIP社は400~500人の従業員を解雇する可能性があると発表した。 T.エリサ記者
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