[BloombergTV]世銀:2020年のモンゴル経済成長はマイナス0.5%

BloombergTV.mnより 2020.06.09 09:00(元記事のリンクはこちら) 世界銀行(世銀)が今年のモンゴルの経済成長予測をマイナス0.5%と発表した。 世界的な感染症の拡大による人の移動制限が、当初の予想よりも長期に継続されているため、成長予測を前回よりも0.6ポイント引き下げた。 一方、来年の経済成長率は+4.9%に達すると見ている。 資本流入が遮断され、融資コストが増加した。 さらに債務比率が高いことがモンゴル、マレーシア、ベトナム、中国などの主な課題であると結論付けた。 ADBも4月に見通しを引き下げ、今年のモンゴルの経済成長を+2.1%と発表していた。 感染症が世界経済に深刻な打撃を与え、今年は第二次世界大戦以来最大の経済後退となる見込みである。 特に発展途上国全体の経済は過去60年間で初めて縮小し、世界の90%の国は一人当たりGDPが減少する見通しである。 今後の推移について世銀は2通りのシナリオを作成した。 新型コロナウイルスの感染を抑制できず、外出禁止令が長期にわたって継続すれば、今年の世界経済はマイナス8%となる。 一方、近日中に外出禁止令を緩和し、経済活動が正常に戻った場合、4%のマイナスとなると見込んでいる。 楽観的に見ても、2009年の経済危機よりも2倍のダメージを受けることになる。 B.ダシニャム記者
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