[BloombergTV]外国直接投資が21.5%減少

BloombergTV.mnより 2020.06.16 14:00(元記事のリンクはこちら) 2020年1-4月にモンゴルに入ってきた外国直接投資は前年同期比21.5%減の4億9,140万ドル(約526億円)だった。 外国直接投資の出所は、オユトルゴイ(OT)プロジェクトが90%以上を占めた。 しかしOTは地下鉱山への今年の投資計画を下方修正した。 以前の計画ではOTの地下鉱山に12-13億ドルを投資する予定であったが、感染症の拡大予防のための移動制限により10-11億ドルに引き下げたと投資家のTurauoise Hill Resourcesが報告した。 また露天掘り鉱山の経費を1.2億ドルと見込んでいたが、0.8-1億ドルに引き下げた。 第1四半期の時点でOTプロジェクト全体で1万3,600人の従業員を雇用しているうち94%がモンゴル人である。 地下鉱山開発の停滞による投資縮小の影響は、下請け企業を直撃した。 モンゴルは鉱山分野に大きく依存する。 2016-2019年の間にモンゴルへ計92億ドルの外国直接投資が行われたうち、73%(67億ドル)が鉱山分野だったと鉱業重工業省が発表した。 とはいえ、資源探査権益の発給が停止しているため、この分野への外国投資は停滞していると業界組合が発表している。 また、一部の外国企業は他国のプロジェクトに集中を開始している。 例えば、Terracom社はモンゴルのプロジェクトを売却し、南アフリカの石炭プロジェクトに集中し始めた。 また、Kicora Copper社は豪州の斑岩銅鉱床のラックラン帯に集中している。 Silver Elephant Mining社はモンゴルのオラーンオボー鉱床をモンゴル企業に賃貸し、ボリビアの銀鉱山プロジェクトに注力することになった。 T.エリサ記者
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