[BloombergTV]モ銀協:2020年末時点の貸出残高は前年比1~2%増加の見込み

BloombergTV.mnより 2020.09.08 17:20(元記事のリンクはこちら) 2020年末時点の貸出残高は前年比1-2%増加する見込みであるとモンゴル銀行協会(MBA)が発表した。 モンゴル銀行の政策金利の引き下げが、第4四半期に市中銀行の貸出し増加の後押しとなると見ている。 今年上半期時点の貸出残高は前年同期比4.6%減少した。 そのうち注目すべき点は、貯蓄担保ローンの残高だけが増加したことは、個人が貯蓄に手を付け始めたことの表れであると強調した。 とは言え、今後は貸出しが増加する傾向が表れ始めている。 貸出残高の増加は主にトゥグルク建て融資が占めると見ている。 感染症によりモンゴル経済の活性が低下したことに関連して銀行セクターの指標は今年上半期に悪化した。 指標悪化の原因は、企業がキャッシュフロー不足に陥ったことにより当座預金の残高を減らしたことによる。 同時に、売上が減少している企業への銀行融資が減少したことが貸出残高の減少につながった。 政府はモラトリアムで返済を先延ばししたが、期限超過債権は増加し続けている。 具体的には6,600億トゥグルク(約245億円)の債権について返済の先延ばしを行ったが、企業の期限超過債権残高は40%増加したとMBAは報告書に記載した。 B.ビャンバスレン記者
一覧へ戻る