[BloombergTV]ADB:2020年のGDPは2.6%減少、2021年は5.1%成長

BloombergTV.mnより 2020.09.15 15:40(元記事のリンクはこちら) 新型コロナウイルスの影響で2020年のモンゴル経済は縮小するが、2021年には回復する見込みであるとADBが新しい報告書で述べた。 2020年にモンゴルの経済成長率はマイナス2.6%の見込みである。 6月にはマイナス1.9%の見込みであったが下方修正した。 一方、2021年の成長率は5.1%となり徐々に回復すると見込んでいる。 とは言え、いくつかのリスクはある。 例えば、感染の収束に時間がかかり、世界および地域の経済回復が遅れる、国内の失業が増加する、国内外の金融の不安定化、マクロ経済政策の不整合により国際収支の負担が拡大するなどである。 今年上半期のモンゴル経済は9.7%縮小し、これには鉱山業、サービス業の縮小が大きく影響した。 今年1-8月の輸出は前年同期比17%減である。 経済の活性が低下し、国内需要の低迷と関連してインフレ見通しも引き下げた。 このような状況ではあるが、中国経済に回復の兆しが見られ始めたこともADBは強調した。 それによって銅、金の価格が上昇し、今年下半期にはモンゴルの鉱山輸出が改善すると見込んでいる。 財政政策の余地は制限的で、財政収支、トゥグルク安の為替圧力は通貨政策を緩和させる可能性を制限する恐れがあるとADBは警告した。 BOMは月曜日に政策金利を1ポイント引き下げて8%にする決定を出した。 T.エリサ記者
一覧へ戻る