[BloombergTV]IMF:今年のモンゴル経済は2.0%縮小
BloombergTV.mnより 2020.10.14 10:00(元記事のリンクはこちら)
IMFが今年のモンゴルのGDP成長率をマイナス2.0%と予想した。
前回予想はマイナス1%であったが、1ポイント悪化した。
一方、2021年は6%成長に回復し、2025年には4.5%に安定すると見ている。
今年の国内経済が2.6%縮小するというモンゴル銀行の予想に近い。
今年上半期の実績が低迷したことが予想の引き下げにつながった。
インフレ率は今年4.5%、来年6.6%と予想している。
これは、6±2%というモンゴル銀行のインフレ目標とも一致している。
一方、世界経済はマイナス4.4%の予想である。
これは前回予想のマイナス5.2%よりも若干改善したが、世界恐慌以来の悪化である。
IMFは各国の景気悪化状況は発展度に応じて一様ではないと警告している。
発展途上国により大きく影響し、少なくとも1億人が貧困層に転落し、特に専門能力の低い若者、女性、非正規労働者が厳しい状況に陥ると述べている。
これにより、低所得者層の所得が更に減少し、所得格差が広がる。
IMFシニアエコノミストGita Gopinatは
「景気悪化の影響の受け方は一様ではない。先進国の状況は、中国を除く途上国よりもかなりましである。
一方、各国の国内では女性、若者、専門性の低い労働者の状況はより厳しいものになっている。
貧困層は更に貧困化し、格差がさらに拡大している。
分野別には製造業は回復しているが、サービス業は放置されている傾向が見受けられる」
と述べた。
B.ダシニャム記者