[BloombergTV]BOM:第2四半期末時点の政府対外債務は84億ドル
BloombergTV.mnより2021.09.06 11:40(元記事のリンクはこちら)
第2四半期末時点の政府対外債務は前四半期比330万ドル減の84.47億ドル(約9,290億円)となった。
一方、国全体の対外債務(民間債務、外国直接投資を含む)は前年同期比6.8%(21億ドル)増の329億ドル(約3兆6,200億円)となった。
第2四半期末時点で中国からの債務が最も多く38億ドル(約4,180億円)だった。
一方、今後の返済予定を見ると、短期債務の元金・利息の計29億ドル(約3,190億円)を返済する見込みである。
このうち、政府は4億8,100万ドル(約529億円)を返済する予定である。
今年4月に政府はマザーライ債の残額約1.4億ドル(約154億円)を完済した。
これにより来年末まで大規模な対外債務返済はなくなったとフィッチが述べている。
モンゴル政府は2022年12月に予定されているチンギス債10億ドル(約1,100億円)の償還、2023年に予定されているゲレゲ債の償還の一部を借り換えるため、10億ドルのセンチュリー債を発行した。
この先数年に予定されている高金利の国債を低金利の国債に借り換え、償還期限を先延ばしたことについて大蔵省が発表していた。
センチュリー債を2つに分けて販売したことにより償還期限は2027年と2031年になった。
2020年末時点で、名目GDPに対する政府債務の割合は62.3%であった。
政府はこれを今年末に44.1%に引き下げる目標を掲げており、2022年末には39.1%に引き下げる見通しである。
S.ウヌルサイハン記者