[BloombergTV.mn]モンゴルが外国融資の元金1,652億トゥグルクを返済
BloombergTV.mnより 2018.01.30 09:30（元記事リンクはこちら）
2017年度決算の速報値によると、政府は外国プロジェクト融資の元金に1,652億トゥグルク（約73億円）、国内向け国債と約束手形の元金に5.4兆トゥグルク（約2,400億円）を返済した。
一方、外債の元金に9,508億トゥグルク（約420億円）を返済した。新国債及び借換え債の数字を連結して見れば、2017年度7,600億トゥグルク（約338億円）の外国プロジェクト融資を受けた他、国内向け国債を販売した。
その上、国内市場で17億5,900万トゥグルク（約7,790万円）の長期債、13億6,600万トゥグルク（約6,050万円）の短期債を発行し、予算の財源とした。
モンゴル政府は国際資金市場で昨年、ホラルダイ債及びゲレゲ債を販売し、短期外債の負担を減らした。ホラルダイ債を国際市場で年8.75％のクーポン、ゲレゲ債を年5.625％のクーポンで販売できたことは、モンゴルの短期リスクが比較的減少していることの表れであると財政安定化報告書で強調している。
2017年度の速報値によると、上記の長期外債残高は3兆4,630億トゥグルク増加した。国際信用格付け機関は、短期的にモンゴルの対外支払い能力が比較的高まったと見ており、今後もIMFプログラムを着実に実施し、鉱業の大型プロジェクトを実施していくのが重要だと強調している。政府及び民間を合算した国全体では、モンゴルの対外債務は2017年の第3四半期時点で260億米ドル（約11.5億円）だった。
O.オドゲレル記者