[BloombergTV]2022年度予算法が成立
BloombergTV.mnより2021.11.12 15:40(元記事のリンクはこちら)
国会本会議で2022年度予算法案の第4回審議が行われ、最終的に可決された。
2022年の歳入は9.4兆トゥグルク(約3,7609億円)と見込んだ。
これは予算枠通知よりも42%減少した数字である。
一方、歳出は12兆トゥグルク(約4,800億円)とした。
「来年の国内経済が3倍に拡大するよう、公共事業を支援した予算となった」とG.ザンダンシャタル国会議長が強調した。
さらに石炭の輸出量を可能な上限の3,670万トンと見積もっている。
鉱山分野からの2022年度の歳入は4.3兆トゥグルク(約1,720億円)に達し、歳入の26%を占めると見込んでいる。
2021年1-10月の石炭の輸出量は1,350万トンである。これは2021年度予算で想定した量を大幅に下回っている。
最終的に、来年度予算は2.3兆トゥグルクの赤字で承認された。
予算の赤字分は国債または外国からの援助で調達する。
今年上半期時点のモンゴル国の総対外債務は前年同期比7%増の330億ドル(約3,774億円)となっている。
今年時点で国の総対外債務は名目GDP比220%以上になっているとモンゴル銀行が発表した。
これは対外債務負担が大きいことを表している。
この数年、モンゴル政府は国際市場で計8回国債を発行し資金を調達した。
これらは全て外貨建てである。
発展途上国の国債の平均クーポンは5.7%であるが、モンゴルは6.2%でそれより高い。
最も高金利の国債は2016年に発行したマザーライ債で、最も低いのは今年発行したセンチュリー債である。
S.ウヌルサイハン記者