[BloombergTV] 世銀:国有企業の財務情報が不透明
BloombergTV.mnより2022.04.14 16:20(元記事のリンクはこちら)
2021年末時点で金融調整委員会(FRC)に登録されている全株式会社のうち11.2%は100%国有企業、3.2%は国の資本が入った企業である。
一方、大蔵省の発表によると、国有企業の時価評価額は50兆トゥグルク(約2兆円)になっている。
とは言え、国有企業の株式を公開し、コーポレートガバナンスを改善する問題は停滞している。
これに関して、国有企業が赤字経営であることが株式公開の障害になっていると国有財産政策調整庁の長官が発表した。
具体的には、MIATだけで2021年に300-400億トゥグルク(約12-16億円)の赤字だったと強調した。
世界銀行が2021年に行った調査結果によると、国有企業の財務情報が公開されていないことが、査定を行う際に悪影響を及ぼしているとのこと。
国有財産政策調整庁は、6,000件以上のプロジェクトと行政機関の所有物の問題を担当している。
一方、直接的に株主の権利を行使している49社がある。
これらのうち一部の国有企業の株式公開が予定されている。
現状、国有企業の株式は、国民のものではなく、国家の所有と定めているため、その国有企業の社長の所有になっていると国会でB.エンフバヤル議員が批判していた。
これに関連して、各省が学校を自省の付属に編入する、国有企業の取締役に省の官僚を任命するなど、政治的争いが発生することを強調した。
そのため、国有・地方有企業575社を民営化する問題の前に、法的基盤を刷新する問題を急ぎ解決する必要がある。
J.ゾリグト記者