[BloombergTV] 経済開発省:過去10年の平均外貨流出量はGDP比17.3%

BloombergTV.mnより2022.06.29 15:40(元記事のリンクはこちら) 輸入に大きく依存していることにより、外貨流出が増加し、過去10年の平均はGDP比17.3%になっていると経済開発省が発表した。 鉱山分野に大きく依存しているモンゴルの外貨流入・流出の変動は大きい。 モンゴルの輸入製品を種類別にみると、燃料製品は100%輸入に依存している。 また輸入全体の32%を占める消費財、中でも食品のうち、97-100%輸入に依存している多くの製品がある。 具体的には、食塩、砂糖、果物、米、鶏肉、豚肉などである。 政府の計画では、2030年までに食品のうち、豚肉、鶏肉の輸入依存を三分の一に減らすことができると見ており、果物、植物油の輸入依存度を70-80%に低下させることも可能だと見ている。 さらに電力の輸入を見ると、モンゴルで鉱山分野の大型プロジェクトの実施に関連してさらに増加している。2021年に電力輸入に1億6,100万ドルを支出したのは、2011年比で約10倍に増加した。 一方、インフラ不足、サプライチェーンの問題により、主要鉱山製品の輸出が不安定であることが、外貨流入に悪影響を与えている。 政府は外貨流入を増加させると同時に外貨流出を削減するために、国境税関の能力を拡大し、物流を改善する等のプロジェクトを実施する計画である。 プロジェクトの建設に関連して2023-2025年に総額36億ドルの追加負担が発生する見込みであると経済開発省が発表した。 G.ホラン記者
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