[BloombergTV] ビジネス環境の複雑さが投資家を警戒させている?

BloombergTV.mnより2022.09.11 13:22(元記事のリンクはこちら)   モンゴル銀行が報告した今年第2四半期時点の総対外債務に占める外国直接投資(企業間債務)は、前年同期比1.3%増の122億ドルとなった。 ただし、これはモンゴル国に投資された累積残高であることに注意が必要である。 2021年のモンゴルへの外国投資は27億ドルで、2020年比微増したが、2019年比では13.3%減少した。 2011年にオユトルゴイの出資者契約締結により外国投資の流入は史上最高の57億ドルに達していた。 それ以降、2015年まで外国投資は減少し続け、近年は20-30億ドルの間を変動している。 石炭市場の貿易・投資の国際フォーラムである「Coal Mongolia2022」の際、鉱山業界の参加者が、なぜ投資が減少したのか、投資の融資にネガティブな影響を与えている要因、投資家が直面している困難について議論した。 モンゴルに投資する際、投資家が最も重視している項目は法環境の安定性であるという点で、参加者の意見は一致していた。 とは言え、政治的不安定性により法環境も不安定になっていることが、投資家を警戒させる主な原因となっている。 政府は投資環境改善のために投資法改正を進めている。 しかし法を改正し、改善すると言う口実の下に、ますます不安定性が増していると全国鉱山協会のG.エルデネトヤCEOが強調していた。 つまり、不安定性にともなって投資家は様子見をしている状況にある。 その一方で、投資家の信頼を回復することが最優先課題となっている。 信頼を回復するために新しい法律を作るのではなく、現在施行されている法律の適用の安定性を確保する必要があると全国鉱山協会のCEOはBloomberg TV Mongoliaのインタビューに答えた。   在モンゴル豪州大使:ケイティー・スミット大使 投資家に関する紛争が発生した場合に、法律に従って解決されるという保証を各企業は望んでいる。 投資家の利益を保護できる、明確で透明で強靭な司法制度を求めている。 そのため、透明で開かれた法環境が重要である。   豪州商工会(AustCham):ジュリアン・ローレンスCEO 豪州の場合、モンゴルのビジネス市場には主に投資によって参入している。 投資環境の不安定性は将来の見通しを困難にするため、最初に検討される。 投資の収益性を事前に算出可能であることが重要である。 さらに財務コストの価値の根拠になる。 そのため、投資環境の不安定性、投資収益の試算が困難な状況は、プロジェクトの資金調達の障害になっている。
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