[BloombergTV.mn]皮革製品工場の競争力向上に注力

BloombergTV.mnより 2018.05.01 15:00 (元記事のリンクはこちら)   モンゴル全国には34社の皮革加工工場が操業している。 皮革を加工し最終製品を出荷する工場は、欧州の設備を導入し、製品の競争力を高めることに注意していると報じられた。 1993年創業のモンゴル・シェブロ社は1日4,000枚の羊・ヤギ皮、1,000枚の牛皮を加工する能力があり、1次加工した皮をイタリア、トルコ、中国に輸出し、高度加工した革、毛皮をコート、革ジャンパー、上着などにして国内に供給している。 一方、モンイレードゥイ社の工場は1日2,000枚の羊・ヤギ皮を加工する能力があり、2017年には国内向けに11億トゥグルク、外国向けに24億トゥグルクの製品を出荷した。 同社は今年4月時点の生産高が前年の年間生産高の3分の1に達した。 また、食糧農牧業軽工業省が昨年7月にエメールト軽工業団地、ナライハ工業団地、エルデネット食品工業団地設立の許認可をそれぞれ発行した。 エメールト軽工業団地の160haの土地にはウランバートル市にある皮革加工を移転させ、工業団地の建設は2年間で行われる。これにより、19区画に比較工場、8区画に羊毛・カシミヤ工場が誘致されるとエメールト軽工業団地のKh.エルデネバト社長はインタビューに答えた。 一方、ナライハ工業団地のインフラ建設工事は計画に従い今年着工予定で、完成後40~50社が誘致される予定。 この他、軽工業分野の原料調達システムを近代化し、人材育成に留意する必要があることを業界の専門家が強調している。 モンゴルは年間50万枚の牛皮、30万枚の馬皮を1次加工し、そこから50~60万点の牛革・馬革の最終製品を生産し、国内市場に供給している。 B.ツァツラルト記者
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