【コラム】モンゴル企業との契約書に注意

弊社ではたびたび、日本企業様からモンゴル企業との契約についてのご相談を頂戴しております。
ご不安がある際はぜひ、契約書にサインする前にお気軽に弊社までご相談ください。

よくお見受けする契約書の落とし穴は下記の通りです。

①管轄裁判所はどこか。
係争になった際、モンゴル法のモンゴル地裁で行うのか、日本法の日本地裁で行うのか、第三国か。
モンゴル語のモンゴル法で外国人は負けがちだし、日本地裁で勝訴しても差し押さえる効力がない…そもそも本件の記載すらない、などとなると、目も当てられません。

③遅延損害金についての記載はあるか。
モンゴル人やモンゴル企業の支払いは遅れがちです。
一日二日遅れることはよくあることで、金額が大きい契約などは時間が経つともっと遅れる場面もしばしば見受けられます。
事前にこの条項を入れているかどうかで、牽制力にもなりますし、長い付き合いができるかどうかの分かれ目になる可能性があります。
 
③商材は本当に明記されているか。
過去に、鉱山に関する契約書を拝見してお調べしたら、そもそもそんな山がない、不動産の階数と面積がかみ合っていない、家賃収入の通貨が定まっていない、などなど冒頭からあいまいな契約書があります。
モンゴル企業は担当者によって大変適当な場合がありますので、後に困る前に、丁寧に正確に表記されるようご注意ください。

  主によくある契約書の問題3選を列挙しましたが、他にも落とし穴にはまって困ってご相談に来られる方がおります。
  弊社では失敗学として、契約書に限らず、モンゴルを舞台にしたビジネスでの落とし穴を紹介しております。
ご興味のある方はぜひご一読ください。

ご紹介「失敗学」:https://mongol-finance.jp/wp/learning-from-failure/  

テレビ会議や対面のお打合せ、お電話も可能です。
上記内容で何かございましたらお気軽にご連絡ください。

  お問合せ:https://mongol-finance.jp/wp/contact/

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